割 合 / 図 解 ヒ ン ト シ ー ト 改 訂 版

売買損益・食塩水 解答と板書用の図

コアステップ3(p.38–39 売買損益)/ コアステップ2(p.48–49 食塩水) — 解答編と同じ記法(①の流れ図・ア/イ/ウの面積図・ビーカー図)にそろえてあります

コアステップ3 売買損益p.38–39

■ この本の作図ルール(解答編と同じ記号)
売買損益 ── 丸数字と流れ図1= もとにする量(原価・仕入れ値など)1= 2つめのもとにする量(定価など)1.36= ①の 1.36倍0.02= ①の 0.02倍(利益など)食塩水 ── ビーカー図 食塩21g 全体150g 14% 上の段 … 食塩の重さ中の段 … 全体の重さ下の段 … 濃さ3つのうち2つ分かれば残り1つが出せる
解答編に出てくる書き方にそろえてあります。生徒が答え合わせをしたときに、同じ形の図が並びます。
1サッカーボール/切り捨てのある定価

原価の3割6分の利益を見こんだ金額から、1円未満を切り捨てて定価をつけたら5880円。原価は?(原価は整数)

原価を ① とする1原価1 + 0.36 = 1.36(倍)1.36切り捨てる前の金額1円未満を切り捨て5880円切り捨てて5880になるのは、切り捨てる前が 5880以上 5881未満 のとき58805881①.36 はこの帯の中(5881は入らない)÷1.36 → 4323.5…÷1.36 → 4324.2…この間の整数は 4324 だけ → ① = 4324円
流れ図はいつも通り①→①.36。ちがうのは最後が「=」ではなく「はんい」になること。切り捨てが出たら数直線の帯を描く合図。
  1. 5880 ÷ 1.36 = 4323.5… / 5881 ÷ 1.36 = 4324.2…
  2. この間の整数は 4324 だけ
  3. たしかめ 4324 × 1.36 = 5880.64 → 切り捨てて 5880 ✓
答 4324円
つまずきポイント:5880 ÷ 1.36 = 4323.5… で止めて「4324」と四捨五入するのはたまたま合うだけ。上と下の両方を割るところまでやらせる。
2マフラー/利益と損の差から定価をさがす

定価の2割4分引きで売ると324円の利益、4割1分引きで売ると84円の損。(1)定価 (2)原価 (3)損得なしの割引きは何割引き?

定価を ① とする(解答編 p.36 問2 と同じ形)1定価1 − 0.24 = 0.76(倍)0.76売り値1 − 0.41 = 0.59(倍)0.59売り値利益 324円損 84円原価より多い原価より少ない⓪.76 − ⓪.59 = ⓪.17  ⇔  324 + 84 = 408円① = 408 ÷ 0.17 = 2400円(定価)なぜ 324 と 84 を足す?売り値2つの差の中に、原価より多い分と足りない分の両方が入っているから。
解答編 p.36 問2(利益780円・損失210円 → 定価4500円)とまったく同じ形。矢印を2本に枝分かれさせて、右はしに利益と損を書くのが型。
  1. ⓪.76 − ⓪.59 = ⓪.17  324 + 84 = 408円 → ① = 408 ÷ 0.17 = 2400円
  2. 原価 2400 × 0.76 − 324 = 1500円
  3. 損得なし = 売り値が原価と同じ 1500 ÷ 2400 = 0.625 → 1 − 0.625 = 0.375
答 (1) 2400円 (2) 1500円 (3) 3割7分5厘引き
3扇風機/不良品があるときの定価

1台2400円で400台仕入れ、8%は売れず。残り全部を定価で売ったら全体の利益は仕入れ値の38%。(1)売り上げ (2)定価

お金の流れ(仕入れ総額を ① とする)12400×400=960000円1 + 0.38 = 1.38(倍)1.38売り上げ1324800円台数の流れ(こちらは 400台 がもとにする量)売れた 1 − 0.08 = 0.92 → 368台8%400台定価 = 1324800 ÷ 368 = 3600円
この問題の急所は「もとにする量が2つある」こと。38%はお金、8%は台数。線を上下に分けて、混ぜないようにする。
  1. 仕入れ総額 2400 × 400 = 960000円 → 売り上げ 960000 × 1.38 = 1324800円
  2. 売れた台数 400 × 0.92 = 368台
  3. 定価 1324800 ÷ 368 = 3600円
答 (1) 1324800円 (2) 3600円
4シャープペンシル/A店とB店の利益くらべ

仕入れ値1本250円。A店は60本を4割増し、40本を2割4分増しで販売。B店は100本すべて36%増しで販売。利益はどちらが何円多い?

たて=1本あたりの利益、よこ=本数。250円の 4割=100円/2割4分=60円/36%=90円A店 60本 × 100円A店 40本 × 60円100円90円60円60本40本B店はこの100本ぜんぶが「90円」の高さ(細い枠)ア = 60本 ×(100−90) = 600円 … A店がB店より多い分イ = 40本 ×(90−60) = 1200円 … A店がB店より少ない分イ − ア = 600円 → B店の方が 600円 多い
解答編のア・イ方式。合計を出さずに重ねて差だけ見ると、6000+2400の計算をしなくても答えが出ます。板書ではB店を細枠、A店を太枠で描くと重なりが見えます。
  1. 1本の利益 4割=100円/2割4分=60円/36%=90円
  2. ア(Aが多い分)60×10 = 600円  イ(Aが少ない分)40×30 = 1200円
  3. 1200 − 600 = 600円 → B店が多い
答 B店の方が 600円 多い
ふつうに計算するなら:A店 6000+2400=8400円、B店 9000円、差600円。答え合わせ用に両方やらせると図の意味が入ります。
5くつ下/定価と3割引きの2つの売値

1足375円で100足仕入れ、仕入れ値の6割の利益を見こんで定価をつけたら70足売れた。残りは定価の3割引きで完売。利益は?

仕入れ値を ① とする1375円1 + 0.6 = 1.6(倍)1.6定価 600円1 − 0.3 = 0.7(倍)1.123割引き 420円1.6 × 0.7 = 1.1270足 × 600円 = 42000円30足 × 420= 12600円600円420円70足30足売り上げ 54600 − 仕入れ 37500 = 17100円
上の流れ図で売値を2つ先に作ってしまうのがコツ。1.6×0.7=1.12 と続けて書けるのが丸数字方式の強みです。
  1. 定価 375×1.6 = 600円 / 3割引き 600×0.7 = 420円
  2. 売り上げ 600×70 + 420×30 = 54600円
  3. 利益 54600 − 375×100 = 17100円
答 17100円
6ズボン/つるかめ算の面積図(ア・イ・ウ)

50本を定価8000円で売ったが売れ残り、残りは定価の2割6分引きで完売。売り上げ合計360480円。(1)全部定価なら (2)1本あたりの差 (3)値引きで売った本数

たて=1本の売り値、よこ=本数。まず「全部定価で売れた」大きな長方形を描く定価 8000円 × 31本5920円 × □本8000円5920円合わせて 50本ア+ウ = 全部定価なら 8000 × 50 = 400000円ア+イ = 実際の売り上げ 360480円ウ = 400000 − 360480 = 39520円 = 2080円 × □本 → □ = 19本
解答編 p.37 問5(CDプレーヤー20台)と同じ型。ア+ウ=もし全部高いほうで/ア+イ=実際。引き算で残るウが、いつも答えにつながります。
  1. 全部定価なら 8000 × 50 = 400000円
  2. 1本あたりの差 8000 × 0.26 = 2080円(ウのたての長さ)
  3. ウ = 400000 − 360480 = 39520円 → 39520 ÷ 2080 = 19本
答 (1) 400000円 (2) 2080円 (3) 19本
7ぼうし/3段階の売り方(20点問題)

1個3000円で500個仕入れ、5割の利益で定価。20%しか売れず、定価の□%引きで売ったら残りの60%が売れ、さらに残りを3割引きで完売。利益253200円。□は?

仕入れ 3000円 × 500個 = 1500000円  定価 3000 × 1.5 = 4500円売り上げ = 1500000 + 253200 = 1753200円 ← これが長方形ぜんぶの面積4500×100=450000□%引きの値段 × 240個3150×160=5040004500円3150円100個240個160個500の20%残り400の60%最後の残りイ = 1753200 − 450000 − 504000 = 799200円 → 799200 ÷ 240 = 3330円3330 ÷ 4500 = 0.74 → 1 − 0.74 = 0.26 → 26%引き
売り方が3段階でも、面積図はそのままア・イ・ウの3つの長方形に増やすだけ。全体の面積(売り上げ)から、分かる2つを引けばイが出ます。
  1. 個数 500×0.2 = 100個 → 残り400の60% = 240個 → 最後 160個
  2. 売り上げ合計 1500000 + 253200 = 1753200円
  3. イ = 1753200 − 4500×100 − 3150×160 = 799200円
  4. 799200 ÷ 240 = 3330円 → 3330 ÷ 4500 = 0.74 → 26%引き
答 □ = 26

コアステップ2 食塩水p.48–49

■ 食塩水はビーカー図(解答編と同じ書き方)
食塩 ?g 全体 ?g ? % 3つのうち 2つ分かれば、残りが出る食塩 = 全体 × 濃さ  全体 = 食塩 ÷ 濃さ  濃さ = 食塩 ÷ 全体この4つを最初に板書しておく① 水を加える  → 食塩は変わらない・全体がふえる② 食塩を加える → 水は変わらない・食塩と全体がふえる③ 混ぜる    → 食塩どうし・全体どうしを足す(濃さは足さない)④ くみ出して同じ重さの水を入れる → 全体は変わらない・食塩だけ減る
解答編はすべてこのビーカー図で説明しています。濃さは足し算できないことを、図の「下の段だけは足せない」として体で覚えさせるのが早いです。
32つの食塩水・さとう水を混ぜる

(1) 14%の食塩水150g と 3.5%の食塩水300g (2) 25%のさとう水300g と 41%のさとう水500g

食塩 21g 全体150g 14% 食塩10.5g 全体300g 3.5% 食塩31.5g 全体450g □% (1) 31.5 ÷ 450 = 0.07 → 7% さとう75g 全体300g 25% さとう205g 全体500g 41% さとう280g 全体800g □% (2) 280 ÷ 800 = 0.35 → 35%
解答編 p.31 準備問題3(3) と同じ並べ方。上の段(食塩)と真ん中の段(全体)だけを足して、下の段(%)は最後にわり算
答 (1) 7% (2) 35%
てんびんでも:(1) 重さ150:300=1:2 → うでの長さは逆比2:1。14 と 3.5 の間を 2:1 に分ける点が 7%。検算に使えます。
4食塩(さとう)を加える

(1) 7%の食塩水200gに食塩40g (2) 28%のさとう水450gにさとう30g

食塩 14g 全体200g 7% 食塩 40g を加える(水186gは変わらない) 食塩 54g 全体240g □% 54 ÷ 240= 0.225(1) 22.5% さとう126g 全体450g 28% さとう 30g を加える さとう156g 全体480g □% 156 ÷ 480= 0.325(2) 32.5%
いちばん多いミスは「全体に足すのを忘れる」。ビーカーを2つ描いて、上の段と真ん中の段の両方が増えることを目で確認させます。
答 (1) 22.5% (2) 32.5%
5混ぜて、さらに水を加える

9%の食塩水120g と 13%の食塩水200g を混ぜ、さらに水を加えたら8%になった。加えた水は?

食塩10.8g 全体120g 9% 食塩 26g 全体200g 13% 食塩36.8g 全体320g 水を □g 加える → 食塩は変わらない 食塩36.8g 全体 ?g 8% 全体 = 36.8 ÷ 0.08 = 460g□ = 460 − 320 = 140g
水を加える問題は「上の段(食塩)だけ動かない」。だから食塩36.8gから全体460gを逆算し、差が加えた水になります。
  1. 食塩 120×0.09 + 200×0.13 = 10.8 + 26 = 36.8g
  2. 8%のときの全体 36.8 ÷ 0.08 = 460g
  3. 加えた水 460 − 320 = 140g
答 140g
6はじめに入っていた水をさがす

水が入った容器に6%の食塩水350gを入れ、さらに食塩11gをとかしたら6.4%になった。はじめの水は?

食塩 0g 全体 □g 0%(水) 食塩 21g 全体350g 6% 食塩 11g 全体 11g 100%(食塩) 食塩 32g 全体 ?g 6.4% 全体 = 32 ÷ 0.064 = 500g□ = 500 − 350 − 11 = 139g※ 食塩11gも「全体の重さ」に入る
水は0%の食塩水、食塩は100%の食塩水とみなせば、入れたもの全部をビーカーで並べられます。ここが解答編の考え方の中心です。
  1. 食塩の合計 0 + 21 + 11 = 32g
  2. 全体 32 ÷ 0.064 = 500g
  3. はじめの水 500 − 350 − 11 = 139g
答 139g
7くみ出して、同じ重さの水を入れる

12%の食塩水600gから何gかくみ出し、同じ重さの水を入れると9%になった。くみ出した重さは?

食塩 72g 全体600g 12% □g くみ出して同じ □g の水を入れる 食塩 54g 全体600g 9% 全体は変わらない減った食塩 = 72 − 54 = 18gこれは「くみ出した □g の中にあった食塩」□ × 0.12 = 18 → □ = 18 ÷ 0.12 = 150gくみ出した液は、まだ 12% のまま。うすめる前にすくったので、12%でわる。9% でわらないよう順番を確認させる。
この型は「真ん中の段(全体)が動かない」のが目印。だから上の段の減り18gだけを見れば、くみ出した重さが出ます。
  1. はじめの食塩 600×0.12 = 72g / あとの食塩 600×0.09 = 54g
  2. 減った食塩 72 − 54 = 18g
  3. 18 ÷ 0.12 = 150g
答 150g
8食塩の重さの和が等しい

A:18%が250g、B:7.5%が480g、C:16.2%が□g。(Aの食塩)+(Bの食塩)=(Cの食塩)のとき□は?

食塩 45g 全体250g 18% A 食塩 36g 全体480g 7.5% B 食塩 81g 全体 ?g 16.2% C※ 混ぜてはいない。「食塩の重さの和が等しい」という条件だけを図にしたものA の食塩 250 × 0.18 = 45g  B の食塩 480 × 0.075 = 36gC の食塩 = 45 + 36 = 81gC の重さ = 81 ÷ 0.162 = 500g
見た目は混合と同じ並びですが、足すのは上の段(食塩)だけで、真ん中の段(全体)は足しません。ここが混合との違い。
答 500g
9食塩水ア・イを同じ濃さにする

ア=食塩15g+水105g、イ=食塩24g+水126g。(1)濃いのは? (2)どちらに何gの水を加える? (3)どちらに何gの食塩を加える?

(1) 食塩 + 水 = 全体 を先に出す 食塩 15g 全体120g 12.5% ア(水105g) 食塩 24g 全体150g 16% イ(水126g)濃いのは イ15÷120=0.125 24÷150=0.16(2) 水を加える → うすくなる → 濃い イ に入れて 12.5% にそろえる 食塩 24g 全体150g 16% 水 □g を加える食塩24gは変わらない 食塩 24g 全体 ?g 12.5% 24 ÷ 0.125 = 192g□ = 192 − 150 = 42g(3) 食塩を加える → 濃くなる → うすい ア に入れて 16% にそろえる 水 105g 全体120g 食塩12.5% 食塩 □g を加える水105gは変わらない 水 105g 全体 ?g 食塩16% 水の割合 1 − 0.16 = 0.84105 ÷ 0.84 = 125g食塩 125 − 105 = 20g□ = 20 − 15 = 5g
(3)はビーカーの上の段を「水」に書きかえるのがコツ。食塩を入れても水は動かないので、水105gをもとにして 105÷0.84=125g と、□を使わずに逆算できます。
  1. ア 15÷120=0.125 イ 24÷150=0.16 → 濃いのは
  2. イに水:24 ÷ 0.125 = 192g → 192 − 150 = 42g
  3. アに食塩:105 ÷ 0.84 = 125g → 食塩20g → 20 − 15 = 5g
答 (1) イ (2) 食塩水イに 42g の水を加える (3) 食塩水アに 5g の食塩を加える

答え一覧

コアステップ3
売買損益
1 4324円
2 (1) 2400円 (2) 1500円 (3) 3割7分5厘引き
3 (1) 1324800円 (2) 3600円
4 B店の方が600円多い
5 17100円
6 (1) 400000円 (2) 2080円 (3) 19本
7 □=26
コアステップ2
食塩水
3 (1) 7% (2) 35%
4 (1) 22.5% (2) 32.5%
5 140g
6 139g
7 150g
8 500g
9 (1) イ (2) イに水42g (3) アに食塩5g

図の選び方(板書メモ)

①→①.36 の流れ図もとにする量が1つで、割合をかけていくとき(問1・3・5)。枝分かれさせれば2つの売り値も比べられる(問2)
面積図+ア・イ・ウ売り方が2通り以上あるとき(問4・6・7)。「もし全部が高いほうで」の長方形を先に描くのが型
ビーカー図食塩水すべて。上=食塩/中=全体/下=濃さ。足せるのは上と中だけ
数直線の帯切り捨て・切り上げ・以上以下が出たとき(問1)

解答編で同じ形が使われている問題

本シートの問2解答編 p.36 2(利益780円・損失210円 → 定価4500円)と同じ枝分かれ図
本シートの問6・7解答編 p.37 5(CDプレーヤー20台)と同じア・イ・ウの面積図
本シートの食塩水3解答編 p.31 準備問題3(3) と同じ「ビーカー+ビーカー=ビーカー」
本シートの食塩水5・7解答編 p.34 4(5)(6)(7) と同じ「同じ/変わらない」を矢印の上に書く形